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工藤 博司; 田中 吉左右
Journal of Chemical Physics, 72(5), p.3049 - 3052, 1980/00
被引用回数:5 パーセンタイル:26.36(Chemistry, Physical)構成原子として酸素を含むリチウム化合物を熱中性子で照射すると、Li(n,)TおよびO(t,n)F反応によって系内にFが生成する。固相でのこの連続する核過程を詳細に検討し、この連続過程により生ずるFの収率を決定する因子を解明した。実際に酸化リチウム(LiO),水酸化リチウム(LiOH)など10数種の結晶粉末を原子炉で照射し、Fの収率を求めたところ、計算値と実測値の間に非常によい一致が見られ、この連続過程に対する理論的取扱の正しさが証明された。一方、実測のF収率から反跳トリチウムの飛程が求められ、LiO(S)では6.20.4mgcm,LiOH(S)では7.10.6mgcm,LiCOでは7.00.6mgcmなどの値が得られた。
石森 富太郎; 木村 幹; 中村 永子*; 鈴木 征雄
Radioisotopes, 9(3), p.289 - 290, 1960/00
リチウム核に中性子が衝突してトリチウムができる反応Li(n,)Hは、生じたトリチウム核がさらにほかの原子核に衝突して起こるいろいろな核反応のゆえに、近年注目をあびてきた。ここでは市販の炭酸リチウムをJRR-1で中性子照射した場合にできるFについて得られた結果を述べる。なおFの半減期は112分であるからトレーサとして十分利用できる。原子炉中で今回と同じ核反応によってFをつくった例は1951年Knightらがはじめで、硝酸リチウム1gを72分間中性子照射し、トリチウム核1個あたり210個のFができることを見出している。またF製造の総説としてはBernstein,Katzの報文がある。